令和7年度水曜会大会
快晴の天気とはなりませんでしたが,雨に降られることもなく,6月7日(土)に令和7年度水曜会大会が盛大に催されました.ここ暫くの慣例に沿って会場は工学部物理系校舎の教室で行われました.
受付後に例年通り,校舎入り口前で記念撮影を行い,その後,小池克明 教授の司会で総会を行いました.昨年度の大会から一年間の事業報告として水曜会会報創刊,名簿の発行形態の変更,定年退職・人事異動,旧資源系・旧金属系それぞれでの学生行事などが,会長の中村裕之 教授から報告されました.名簿の発行形態の変更に関しては,京都大学同窓会が合同で運用していますクラウド型会員管理システムへの移行が予定されていることが説明されました.その後、会計幹事の岸田恭輔 教授からの会計報告,会計監事の藤本仁 教授からの会計監査報告,および会長からの次期役員推挙と続き,会長に旧資源系の村田澄彦 教授,副会長に旧金属系の安田秀幸 教授が選出され,他の役員も承認されました.
特別講演会は,日本製鉄(株)顧問の笹井勝浩 氏が「日本鉄鋼業に期待される鉄鋼製造プロセスの変革に向けて」,および京都大学名誉教授・同志社大学客員教授 吉村一良 氏が「金属物理学から金相学へ −遍歴電子系をおい続けて−」を,質疑応答を含めましてそれぞれ1時間ずつ講演されました.講演では各研究機関の歴史,研究組織,これまでの主な成果,最新の研究内容や今後の取り組みなどをわかりやすく説明いただき,いずれも水曜会OBであるお二人の先端的な研究成果や大変なご功績を知ることができました.
懇懇親会は岸田恭輔 教授が司会を務められ,京都大学名誉教授の佐々宏一 先生の乾杯の御発声で始まりました.1時間ほどの短い時間で簡素な懇親会でしたが,参加者同士の懇親も十分深められ,名残惜し中でのお開きとなりました.
以上の令和7年度水曜会大会への参加者は46名で,懇親会には39名参加いただきました.コロナウイルス禍前の参加者よりもかなり少ない状況ですが,現地開催のみの開催であり,ハイブリッド開催を期待されていた方も多かったのではないかと思われます.現地開催のみが浸透し,令和8年6月6日(土)に工学部物理系校舎にて開催予定の次年度大会には以前にも増して多く参加いただけますことを願っています.
(令和6年度行事委員 福山 英一,野瀬嘉太郎)
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