平成22年度水曜会大会
平成22年度水曜会大会は6月12日(土)に開催され、午前は工学部6号館の共同第一講義室にて各研究室紹介のポスター展示が行われました。午後からは京大会館にて懇親会、総会、特別講演会が開催されました。当日は好天に恵まれ、午後には30℃を越す暑さの中、午前の展示にはおよそ30名の方の参加を得、懇親会には参加者約49名、総会・特別講演会には約70名の参加者がありました。
約1時間の研究室紹介のポスター展示が午前中行われた後、会場を京大会館に移し、101号室にて懇親会が開催されました。司会辻 伸泰教授のもと、村上陽太郎先生の音頭で乾杯がおこなわれ、若松貴英先生、岡田明氏(冶23)から挨拶がありました。続いて新任・昇任の先生が前に並び、一言ずつの挨拶をいただくなど、立食パーティーの和やかな雰囲気の中、松岡俊文先生の閉会の辞とともに会は恙無く終了しました。
記念撮影の後会場を210号室に移し、馬渕 守教授司会のもと落合庄治郎会長から平成21年度事業報告、朝倉俊弘会計幹事より会計報告、乾晴行会計監事より監査報告がなされ、いずれも承認されました。続いて次期役員推挙により、新会長に松岡俊文教授、新副会長に白井泰治教授が選出され、新会長の挨拶がありました。その後引き続いて以下2件の特別講演が行われました。(特別講演会の内容は、大会記念講演として、本誌にご寄稿いただいているので、詳細はそちらにゆずります。)久留島氏はエネルギー・資源・環境の問題から石炭利用、CO2管理などを熱く語られ、一方、勝山憲夫氏は日本の鉄鋼業の優位性の維持のために従来は学術ツールであった手法までを含めた技術開発力の維持が重要であることを実例を挙げながら示されました。
「低炭素社会における社会基盤、資源と材料
−CCSから石炭ルネサンス、アジアとの共生−」
東洋大学 国際地域学部・大学院 久留島 守広 氏
「環境調和社会に貢献する鉄鋼素材開発の現状」
新日本製鐵株式会社 常務執行役員・名古屋製鐵所所長 勝山 憲夫 氏
最後に白井先生より、京大会館の閉鎖に伴い、来年度は6月4日(土)に京大百周年時計台記念館で開催される予定であることが報告されました。
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